2011年7月12日火曜日

Google+ や Facebook のプロフィール問題に見る“本音と建て前”の弊害

朝起きて Twitter をチェックしていたら「Googleプロフィールの氏名のところに氏名じゃないことを書くとGoogle+の機能が制限される」という話を目にしました。
似たような話は Facebook でもあったような気がします。

私が見ている範囲では、多くの人が「やり過ぎ」だと感じているようで、私はそこに違和感を感じました。

だって「サービスや製品の提供者が想定していないこと」を提供者に相談も断りもなく勝手にやって、それで上手くいかなくなったって何もおかしくないじゃありませんか。

どんなサービスでも製品でも、まずは案内の通りに使ってみたらいいと思いませんか? 要望があればそれを伝えてみたらいいとは思いませんか?

しかし日本には案内に従わない人がたくさん居ます。サービスや製品の提供者に提案をする人は殆どいません。苦情を言う人はそこそこ居ます。日本の消費者はワガママだと言われるのもわかる気がします。

私はこの日本的な「ユーザーが勝手に案内と違うことをして、その結果を不具合であるかのように感じる現象」を、“本音と建て前”という発想の弊害だと考えています。一部の日本人はサービスや製品の提供者が言うことを「建て前」だと思い込んでいて、建て前を話す人に提案なんてしても無駄だと思い込んでいるのではないか、ということです。